ナオヤは未だにセクシーキャバクラの女性としか遊んだことがないと豪語する26歳の独身健康優良不良少年。ある時、彼はヘブンにセクキャバの情報量を増やせ!と抗議の電話を掛ける。電話を取った会社の社員はkokesixであった。

kokesixは彼の風俗へ対する情熱に心を打たれ、ホテルヘルス優待券を用意する。

富田林のパンク野郎はチャリンコで意気揚々と三宮まで遊びに行くのだが、そこで運命の出逢いが待ち受けていようなど知る由もなかった・・・
 僕達の夏は一本の電話から始まったのだった
 休日の午後の会社に電話の音が鳴り響いた。プルルルル、プルル♪ガチャ!

「はい、もしもし。」

「あー、あのすみませんが、セクキャバの情報をもっと載せて欲しいんですが…」

読者からの電話だ!僕は嬉しく思いながら答えた。

「ありがとうございます。只今セクシーキャバクラの情報量は少ないですが、これからもっと増やしていきたいと思いますので応援よろしくお願いします。」

日々の編集作業にこういった電話は勇気が出る。今日も一日頑張れそうだ。そう思った瞬間に電話の男はこう続けた。

「宗右衛門町なら●●店が良い、あと●●●店も良かったぞ。●●●●店はデブとオバサンばかりだ。」

次々と自分の行ったセクキャバ情報を教えてくれる。なんとも熱心な読者なんだろう。

「●●ですね。チェックしておきます。本当にありがとうございます。」

男は調子良くなったのか、新しい雑誌を作るように提案してきたのだ。

「無料雑誌を作ったら良いよ。割引なんかも付けちゃってさー。」

そう言うと、男は無料雑誌のタイトルを決めだした。

①関西ヘブン
②キャッツヘブン
③オールヘブン
④ウォーターヘブン
⑤ファンヘブン
⑥ラブヘブン
⑦サークルヘブン
⑧タッチヘブン
⑨ロットヘブン
⑩モエヘブン

 これらの中から雑誌名を決めろとのコト。3番のオールヘブンってのは漫才師から取ったのか?それにしてもセンス満点ではないか。愛情も感じられる。風俗に情熱的な彼に僕は会いたくなってしまった。

「あの…、もし良ければお会いできませんか?」

「ん!?」

「あ、“ホテルヘルスに僕と一緒に行く”って企画がありまして、それに是非出演して頂けないかな…と。もちろん無料で遊べます!」

「今から?」

「出来れば明日お会いしたいです。」

「分かった。」

「すみませんがお名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?」

「ん~、下の名前で良い?えっと………ナオヤ。」

それが、彼との最初に出会いだった。

次の日、彼との待ち合わせに選んだ場所は道頓堀の通称ひっかけ橋というところ。あのグ○コの看板で有名なあの橋だ。少し早い時間に着いた僕はナオヤの到着を少し待つことに。

5分位経っただろうか。携帯電話が鳴った。

「はい、kokesixですけども。あぁ、ナオヤさん!どちらにいますか?橋の真ん中?」

人が沢山いて見つけることが出来ない。

「ナオヤさん!グ○コのポーズして下さい!それなら見つけられます!」

すると、両手を上げる男性がいるではないか。彼に間違いない!僕は近くに寄って声を掛けてみた。

「ナオヤ…さんですよね?」

「はい…」
 僕は嬉しくなって、二人でグリコのポーズをして記念撮影をした。彼の手の挙げかたで空手の達人だということはすぐにわかった。明らかに人を血祭りにした構え方だ。

彼にビビリながらもお茶へと誘った。ここでナオヤのプロフィールをご紹介しよう。

●富田林在住。
●鉄工所に勤める26歳の健康優良不良少年。
●趣味は鉄道とセクキャバで、休みの日はセクキャバ→ビデオ試写室へとの黄金コースで遊ぶ。
●好きなタイプの女性はギャル曽根。
 ほうほう、ええんじゃないかい?ちなみにホテルヘルスには行ったコトはないらしい。

「セクキャバ大好きなんですねぇ。じゃあ今回はホテヘルへ遊びに行きましょう!ホテヘルも良いですよ~♪」

「…うん。あの…、コレ…。」

彼が見せてくれたのは今まで遊びに行ったセクキャバ嬢の名刺だった。
 「すっげ!これ全部遊びに行った女の子のですか?」

「…うん。」

ナオヤはメロンソーダーを飲みながら少し自慢げに頷いた。

「へぇ~、100枚近くあるってコトは、約200のオッパイを…♪」

「ひゃひゃひゃ!」

僕達は昔から友達だったかのように笑い、そして抱き合った。

「なぁ、ナオヤ…、俺達出逢えて良かったよな。」

「そうだなぁ。」

「じゃあ、次に会う時はホテヘルの良さを味あわせてやるからなぁ。」

「分かった。楽しみに待ってるぜ!」

数日後、オレ達は神戸・三宮で待ち合わせをした。

ナオヤが初ホテルヘルス体験出来るお店は「ベイサイドプレミアム」。
厳選された神戸ギャルが多数在籍する同店は、若くてギャル好きなナオヤにとってバッチリなお店だ。

待ち合わせ場所にナオヤは自転車で颯爽と現れた。
 白い生地に緑の文字でNEVER MINDと文字が書かれているTシャツが少し汗ばんでいる。

「お前、富田林に住んでたんじゃなかったっけ?」

「今日はハリキリすぎて、チャリンコで来ちゃった♪」

なんていうバカ!それにしてもchiswickレーベルのTシャツを着て、更にチャリンコで来るなんて、すげえパンクでやんの。コイツ。

鉄工所の仕事を終えて、これから一発抜けるという気持ちが表情に溢れかえってますな。うん。いい顔だ。

「じゃあ行こうか。チャリンコは置いていきな。」

僕はそう言ってナオヤと歩きだした。

ベイサイドプレミアム」は三宮のドンキホーテ近くにあるビルの1Fで営業している。僕達は吸い込まれるように奥へ奥へと進む。
 「いらっしゃいませ~」

元気いっぱいの店員さんの声がやけに気持ち良く聞こえる。ここで遊ぶナオヤはもっと気持ち良いんだろうな、と思ってしまう。
40分フリーの為、女の子を選ぶことは出来ないが、店員さんの粋な計らいで女の子のパネルを見せて貰えるコトになった。
 「ナオヤ、どの女の子が好みだ?」

「う~ん、この娘も可愛い♪でもこの娘も良いなぁ♪こっちの娘も…♪」

「ええなぁホント!お前もうチンコ勃ってるんじゃね?」

「勃ってないよ!」

僕はナオヤの勃起チェックを済ませると、奥の待合室の椅子に腰を掛けた。ナオヤもパネル写真を名残惜しそうに見つめながらやってきた。
 「ナオヤ、ちゃんと爪は切ってきたか?」

「切ってきたよ!」

「チェックしてやるから、両手を出してみな。あ!この爪は長いぞ!」
 「あ…」

「ほら、言わんこっちゃない。ヤスリがけは俺がしてやるよ。」

「ありがとう、kokesix。」
 彼はちゃんとお礼の言える男だ。そんな男に悪い奴なんか居ない。でも少しナオヤの顔が青くなってきたのに僕は気付いた。

「ナオヤ…、緊張してるのか?タバコでも吸いながら胸張って待っていればいいんだよ。ホラ、火ィ。」
 先輩面した僕は得意げに百円ライターの火を点けた。その時ベイサイドプレミアムの店長が挨拶をしにやってきてくれた。

「今日はよろしくお願いします!」

「………。」

「コラ!ナオヤ!何か言いなさい!」 僕は少し顔を赤らめて怒った。

「よろしくおねがいします…」
 「店長すみません!コイツ照れ屋なもんで…」

「あはははは、いいですよいいですよ。楽しんできてくださいね♪女の子がお待ちしておりますので、どうぞ!いってらっしゃい!」

ナオヤが外に向かうと女の子が笑顔で待っていた。アイツ、ビビッてホテルに行く途中で逃げ出しちゃうんじゃないかな…。相当に緊張していたナオヤの事だから有り得ない話ではない。僕はナオヤがホテルに入るまでいて行くことにした。
 ナオヤは僕が気になるのか、チラチラと後ろを振り返りながら細い道を通り抜けホテルへと入っていった。
 「アイツ初めてだって言ってたしなぁ。ちゃんと楽しめるだろうか…。ま、とりあえずお茶でも飲みながら待つとするか。」

僕はお店の近くにあるスカイラークでパフェとドリンクバーを注文し食べながらナオヤを待った。

パフェも食べ終わり、温かいコーヒーを2杯飲み終わったら携帯電話がなった。ナオヤからだ。

「ドンキの前のスカイラークに居てるから来いよ。待ってるからな!」

ナオヤは余裕の微笑みで僕が待っている席にやってきた。ひとつ大人になった感動のダブルピースである。
 「おいおい、どうだった?」

「めちゃめちゃ良かった…、可愛かった…、また会いたい…。」

「もう次の話かよ!今日の話を聞かせろよ!バカ!」

「ヒヒヒっ♪」

「ところでさ、お前にもう一つ良いコトがあるんだよ。」

ここで、ナオヤの為に僕はあるプレゼントを用意していた。ついさっきまで、ナオヤが色んなエッチなコトをしていた女の子と再度ご対面してもらおうというビックリ企画だ。嬉しくないはずがない。

「それでは入って来て下さ~い!!」

さっきサヨナラしたハズの彼女がナオヤの目の前の席に座る。ニヤけるナオヤの顔。
 「何黙ってんねん。ナオヤ、この子誰や?」

「さ、さっきの…」

「さっきの何や?」

「一緒にホテルで…」

「そうやな!ナオヤがチュッチュした女の子やな。これが俺からのもうひとつのプレゼントや。嬉しいか?」

「うん!」

「じゃ~、彼女にナオヤのチンチンを書いてもらいましょう!」

「えぇ~!!恥ずかしい!!」

「チンチンの皮はどうでした?」

「剥けてました…」

「………」

「ナオヤの身体はどうでした?」

「…あっ!乳首がすっごく綺麗でしたよ!」

「OK!じゃ、ナオヤ見せてみ?」

「ちょ、ちょっとみんな見てるから」

「えーから、えーから。」
 ナオヤのシャツの下からピンク色の乳首が露わになった。毛は数本生えていたが実に綺麗な乳首だった。

「ほぅ、ナオヤ、吸ってもろおたんか?」

「うん。」

「ええのう。ところでどうでしたか?ナオヤ君の責めは気持ち良かったですか?」

「責められてないんですよ~」

「ん!?何でナオヤ責めへんかったんや?」

「あー……あ、あ、責めかた忘れた…」

「あぁー、…そりゃあしゃーないなぁ…。」

「時間も短かったし、私は責めるの好きだから…ね?」

「うん…」


心なしかナオヤの背中が小さく見えた。


「でも出すもんは出せたんやろ?」

「うん、いっぱい出たよ。セクキャバも良いけど、ホテルヘルスって最高だね!」

「そやなー、セクキャバ→試写室のコースも良いけど、ホテルヘルスもええやろ?これからも行っちゃいそう?」

「絶対に!!」

と、いう訳で、最後は三人で記念写真。ナオヤにとっては忘れられない日となった。
 女の子が帰ったら、ナオヤは 「お母さんが心配するから。」 と理由でそそくさと帰っていった。
時計は午後8時を指そうとする時間。見送る僕を、またチラチラと振り返りながら小走りで消えていった…。
今回ご協力してくれたお店
「ベイサイドプレミアム/ホテヘル/三宮」  <<お店ページへ  <<オフィシャルページへ
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