休日の午後の会社に電話の音が鳴り響いた。プルルルル、プルル♪ガチャ!
「はい、もしもし。」
「あー、あのすみませんが、セクキャバの情報をもっと載せて欲しいんですが…」
読者からの電話だ!僕は嬉しく思いながら答えた。
「ありがとうございます。只今セクシーキャバクラの情報量は少ないですが、これからもっと増やしていきたいと思いますので応援よろしくお願いします。」
日々の編集作業にこういった電話は勇気が出る。今日も一日頑張れそうだ。そう思った瞬間に電話の男はこう続けた。
「宗右衛門町なら●●店が良い、あと●●●店も良かったぞ。●●●●店はデブとオバサンばかりだ。」
次々と自分の行ったセクキャバ情報を教えてくれる。なんとも熱心な読者なんだろう。
「●●ですね。チェックしておきます。本当にありがとうございます。」
男は調子良くなったのか、新しい雑誌を作るように提案してきたのだ。
「無料雑誌を作ったら良いよ。割引なんかも付けちゃってさー。」
そう言うと、男は無料雑誌のタイトルを決めだした。
①関西ヘブン
②キャッツヘブン
③オールヘブン
④ウォーターヘブン
⑤ファンヘブン
⑥ラブヘブン
⑦サークルヘブン
⑧タッチヘブン
⑨ロットヘブン
⑩モエヘブン
これらの中から雑誌名を決めろとのコト。3番のオールヘブンってのは漫才師から取ったのか?それにしてもセンス満点ではないか。愛情も感じられる。風俗に情熱的な彼に僕は会いたくなってしまった。
「あの…、もし良ければお会いできませんか?」
「ん!?」
「あ、“ホテルヘルスに僕と一緒に行く”って企画がありまして、それに是非出演して頂けないかな…と。もちろん無料で遊べます!」
「今から?」
「出来れば明日お会いしたいです。」
「分かった。」
「すみませんがお名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?」
「ん~、下の名前で良い?えっと………ナオヤ。」
それが、彼との最初に出会いだった。
次の日、彼との待ち合わせに選んだ場所は道頓堀の通称ひっかけ橋というところ。あのグ○コの看板で有名なあの橋だ。少し早い時間に着いた僕はナオヤの到着を少し待つことに。
5分位経っただろうか。携帯電話が鳴った。
「はい、kokesixですけども。あぁ、ナオヤさん!どちらにいますか?橋の真ん中?」
人が沢山いて見つけることが出来ない。
「ナオヤさん!グ○コのポーズして下さい!それなら見つけられます!」
すると、両手を上げる男性がいるではないか。彼に間違いない!僕は近くに寄って声を掛けてみた。
「ナオヤ…さんですよね?」
「はい…」 |